建設現場や営業といった外仕事をする人は、天候が大きく仕事を左右します。雨風や雪で身体が濡れれば仕事の生産性が低下するだけでなく、体調不良にもつながるため軽視できない問題です。こうしたなか、最近ではリーズナブルな価格で高品質、そしてデザイン性に優れたレインコートが数多く登場しているのをご存じでしょうか。
そこで、今回は現場で活躍する「おすすめレインコート」を紹介します。記事内ではレインコートに必要な機能や人気のレインコート10選と題し、さまざまなレインコートを解説します。
レインコートとは?
レインコートは、雨風や雪から衣類を守るために着用する防水アイテムです。レインコートが存在しなかったころは、人々は防水性を持つ毛皮や蓑(みの)といった自然の素材を利用していました。これらの素材は一定の防水力を持っていますが、現代のレインコートと比べると防水性や耐久性はありませんでした。
しかし、1893年にイギリスの有名ブランド「バーバリー」が防水加工したレインコートを完成させ特許を取得します。その後、レインコートは世界中に普及していき、現在もさまざまなシーンで活躍しています。
ポンチョとの違い
レインコートは基本的に袖があり、ボタンやジッパーで前を留める形状をしています。また、防水性に優れ、風を防ぐフードが付帯しているものもあります。一方、ポンチョは大きな布を頭から被って着用するスタイルで「袖なし」が多いです。
そして、ポンチョの主なメリットは何といっても広範囲をカバーできる点でしょう。そのため、ポンチョは自転車や大きな荷物を持っているときに大変便利なアイテムです。
レインコートに必要な7つの機能
仕事で着用するレインコートは雨から身を守るだけでなく、さまざまな機能性も求められます。ここでは、レインコートの価値を高める機能性について解説します。
防水・撥水性
防水加工は水をとおさない素材で作られているため、水の浸透をしっかりと防ぎます。生地の間にゴムや、合成樹脂を塗り込むことで防水効果が得られます。しかし、布目に隙間ができないため、蒸れやすい点は防水加工のデメリットです。素材自体がすでに加工されているため、防水効果が時間とともに落ちていく心配はありません。
一方、撥水加工はシリコンやフッ素などを使用して生地の表面をコーティングし、水を玉状にして弾きます。車をワックスかけしたあとに、車に水をかけると玉状になる現象をイメージするとわかりやすいでしょう。
なお、撥水加工は通気性をキープできるメリットもありますが、使い続けていくうちに効果が薄れてしまう点はデメリットです。以上の点から、仕事で着用するレインコートには防水・撥水性は必要不可欠な機能といえます。
透湿性
透湿性とは、素材が内部の湿気を外部に逃がす能力を指します。透湿性が高い素材は内部の湿気を効率よく外部に排出するため、蒸れにくく、快適性をキープしながら仕事に集中できます。
透湿性の目安は以下のとおりです。
- 5,000g:多少蒸れにくい
- 8,000g:蒸れにくい
- 10,000g:蒸れにくさが一段とあがり、長時間の運動も問題ないレベル
- 20,000g:最高級の蒸れにくさ
蒸れにくいレインコートを求める場合、最低でも5,000g以上の透湿性のものがおすすめです。また、蒸れを気にせず快適に仕事をしたい人は、透湿性が10,000g以上のレインコートを選ぶとよいでしょう。
耐久性
建設現場や農作業など、身体を大きく動かす職業ではレインコートの耐久性は必須です。業務中にレインコートの生地が破れてしまえば、防水機能が失われてしまい雨や風から身を守れません。
そして、頻繁にレインコートを追加購入する必要が出てくると、経済的な負担も考えなければなりません。これらの理由から、耐久性の高いレインコートは作業効率の向上と経済的な節約につながります。
視認性
天候が悪い日や夜間など視界が悪い環境で作業を行うとき、作業者間のコミュニケーションや安全確認が難しくなります。そのため、高い視認性を持つレインコートは作業の安全性と効率の向上に非常に役に立ちます。
視認性を高めるには、「反射材」つきのレインコートがおすすめです。反射材は遠くからでも明確に認識できるため、車の事故防止にも一役買っています。このように、視認性の高いレインコートは作業の安全性を向上させる重要な機能といえます。
動きやすさ
レインコート選びでもっとも重要な機能は、「動きやすさ」です。身体を動かす必要がある職種の場合、動きにくいレインコートは仕事の効率を大きく落とす可能性があります。また、作業中にレインコートが邪魔になると作業スピードの低下だけでなく、労災事故などのリスクも考えなければなりません。
それゆえ、仕事で着用するレインコートは、ある程度自由に作業ができる「動きやすさ」が大切です。たとえば、ストレッチ性に優れたレインコートは、身体の動きを妨げることなく、スムーズな作業を可能にします。
加えて、このようなレインコートは長時間の作業でも疲れにくいメリットもあります。身体の動きを制限することなく、自然な姿勢で作業ができるため、体力の消耗も軽減できるでしょう。以上のことから、動きやすいレインコートは作業効率や安全性、体力面などのさまざまな部分に直結する重要な機能といえます。
人気のレインコート|おすすめ10選
ここでは、仕事場で着用するレインコートのおすすめ10選と題して、シーンごとに人気のレインコートを紹介します。
機能性で選ぶ人向けのレインコート
仕事柄、機能性に優れたレインコートを求める人は、どの機能が仕事に適しているのかを確認する必要があります。ここでは防水性や透湿性、耐久性などの機能を兼ね備えたレインコートを紹介します。
maegaki【MG-AP2500】:ゴアテックス レインマイスター
脅威の軽さ780g(サイズL)が特徴のレインコートです。この軽さにより、長時間の作業でも身体への負担を大幅に軽減できます。また、ゴアテックス素材を使用しているのも大きな魅力です。ゴアテックスは防水性や透湿性、撥水性、防風性を兼ね備えている素材で、雨の日でも快適に作業を続けるには必要不可欠な機能ばかりです。
さらに、このレインコートにはヘルメット専用のインナーフードが付属しています。このインナーフードは、ヘルメット着用時に後頭部と側面部分から雨の侵入を防止し、頭部をしっかり保護します。これにより、雨の日でも頭部を濡らさず快適な作業ができます。
maegaki【MG-AP2000】:ゴアテックス レインスーツ
ゴアテックス素材を採用しているレインスーツは、高い防水性と透湿性、耐久性を備えているため作業者の強い味方として人気です。そして、洗濯耐久性も高いことから複数回の洗濯にも耐えられるのは、仕事用の雨具としては大きなメリットです。
また、このレインスーツは「裾アジャスター」が搭載されているため、靴を履いたままでもレインスーツの着脱を可能にします。これにより、急な雨に対応する時間を大幅に短縮でき、作業効率の向上が期待できます。
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アイトス【ディアプレックス】:全天候型ジャケット
ディアプレックスは、ゴアテックスと同等の機能を持つ素材です。高い耐水性と透湿性を備えており、耐水圧は30,000mmh20以上とほかのレインコートを凌ぐ性能を誇ります。また、透湿性に関しても16,000gという数値が示すとおり蒸れにくさも最高レベルです。
さらに、ディアプレックスは無孔質のメンプレンと呼ばれる特殊な膜を使用しています。この膜は、悪天候でも雨風をとおさず体温をキープできるため、寒冷地での作業や冬季の使用にも適しています。
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品質と耐水性で選ぶ人向けのレインコート
仕事で着用するレインコートは、品質の高さと耐水性も重要視するポイントです。ここでは、高品質で耐水性に優れたレインコートを紹介します。
maegaki【MG-AP1000】:ワーキングレインスーツ
このレインコート最大の魅力は、耐水性です。20,000mmh20を誇るハイクラスな耐水性によって強い雨風に打たれても身体をしっかりと守ってくれます。また、ナイロン透湿PUコーティングを施すことで、ナイロン素材の弱点である「蒸れやすさ」を軽減しています。
さらに、レインコート選びで重要なポイントのある「重量」もナイロン素材の特性を活かし、690g(サイズL)と軽量化を実現している点も見逃せません。この軽さは体力の消耗を軽減し、作業効率を向上させる大きなメリットとなるでしょう。
カジメイク7540:アドベントレインスーツ
防水素材の生地を使用しながら、縫い目にも防水テープを採用することで防水性をアップさせているレインコートです。激しい雨でも、しっかりと作業者の身体を水濡れから守れる点は大きなメリットです。
そして、耐水性が10,000mmh20と高水準な点も見逃せません。耐水性とは水に濡れた際、水分の浸透具合を表した数字で高ければ高いほど高性能と呼ばれます。そのため、耐水性が10,000mmh20あるレインコートであれば、長時間の作業でも雨が衣服まで浸透するのを防いでくれるでしょう。
そして、このレインスーツのもうひとつの魅力は、リーズナブルな価格設定です。優れた機能を持つレインコートを選びたいけれど、できる限り費用は抑えたいという人におすすめのアイテムです。
ワークマン:ソロテックスレインコート
ワークマンは作業着からアウトドア商品まで幅広く取り扱っており、高性能なレインコートも数多く販売しています。なかでも注目すべきは、ソロテックスレインコートです。このレインコートは、背中部分にあるファスナーを開閉することでバッグを収納できます。これは通勤や出勤時など、リュック型のバッグを使用している人にとって便利な機能といえるでしょう。
また、こちらの雨具は耐水性や透湿性も高い数値を誇ります。これにより、雨天時でも内部の湿気を逃がし、同時に雨風から身体を守れます。このように、ワークマンのソロテックスレインコートは、機能性と快適性から作業者の強い味方となってくれるでしょう。
耐久性と防水性で選ぶ人向けのレインコート
仕事で着用するレインコートには、長期間の使用や洗濯でも傷みにくい耐久性と雨水をしっかり防ぐ防水性が必要不可欠です。これらの機能性を持ったレインコートを選べば、どんな天候でも快適に作業が継続できます。ここでは、耐久性と防水性に特化したレインコートを紹介します。
マック【MK-AS5400】:レインハードプラス2
こちらのレインコートはナイロン素材を使用しており、その耐久性は長時間の使用や複数回の洗濯にも耐えられる強度を持っています。さらに、このレインコートは脅威の20,000mmh20の防水力がある点も魅力です。この数値は大雨でも身体を十分に保護してくれるレベルで、仕事でも安心して使用できます。
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カジメイク【KM-KM001】:仕事合羽
カジメイクの仕事合羽は、ハードな外仕事を行う人に最適なレインコートです。このレインコートは耐久性に優れており、肩、肘、膝に高強度の素材を二重に補強している点でも明らかです。
また、このレインコートは高い防水性能も特徴のひとつです。その耐水性は10,000mmh20と高いレベルを誇り、雨天時でもしっかりと身体を保護してくれます。作業者が雨風にさらされる環境であっても、安心して作業を続けられる点は大きなメリットといえるでしょう。
ストレッチ性で選ぶ人向けのレインコート
仕事の性質上、激しい動きが必要な場合「ストレッチ性」の高さも重要視されます。ここでは、動きやすさを追求したストレッチ性の高いレインコートを紹介します。
カジメイク【KM-7570】:ストレッチシールドレインジャケット
ストレッチ性が高い素材を採用しているため、仕事上でどのように動き回る作業でも身体の動きを邪魔することなく、ストレスフリーな作業を実現します。さらに耐水性10,000mmh20、透湿性も5,000gと高い性能を誇ります。耐水性と透湿性のどちらも高レベルのため、雨風をしっかりと防ぎながら常に快適な着心地がキープできる点は大きな魅力です。
視認性で選ぶ人向けのレインコート
夜間や危険が伴う環境で仕事を行なう場合、高い視認性を持つレインコートが安全性向上のカギです。ここでは光を反射し、周囲に自分の存在を証明できるレインコートを紹介します。
アイトス【61-56301】:全天候型セーフティレインジャケット
アイトスの全天候型セーフティレインジャケットは、ゴアテックスと同性能を持ちながら視認性にも優れたレインコートです。そして、高い耐水性と透湿性がある点もこのレインコートの大きな特徴です。仕事現場で起こりうる血液や、体液などの浸透を防御する機能も搭載しています。これにより、さまざまな作業現場でも安心した使用が可能です。
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まとめ
本記事では、仕事で重宝する蒸れないレインコートを紹介しました。記事内では防水性や耐久性といったレインコートに必要な機能にも触れています。さらに、おすすめレインコート10選として、シーン別で最適なレインコートを解説しているので、仕事で着用するレインコートを探している人にもおすすめの内容です。今回の情報を参考にして、自分自身と仕事に最適なレインコートをみつけてみてください。