仕事で使えるレディースポロシャツを紹介!ユニセックスモデルもあわせて紹介

一昔前であれば、ビジネスで着用する洋服はスーツが主流でした。しかし、現代では新しいスタイルとして「ビジネスカジュアル」が台頭しています。着こなしがある程度自由に選べるオフィスカジュアルは、男女問わず多くのビジネスパーソンが支持する人気のスタイルです。

そこで今回は、女性が着用する「レディースポロシャツ」について詳しく解説します。記事内では、ポロシャツとYシャツとの違いやメリット、デメリットを紹介します。また、レディースポロシャツを選ぶ際のポイントにも触れているため、ポロシャツ選びに悩んでいる女性におすすめの内容です。

仕事で使えるレディースポロシャツとは?

レディースポロシャツは、クールビズのアイテムとして多くの女性から支持を得ています。理由のひとつは、ビジネスシーンの雰囲気を壊さず「仕事着」として演出できる点です。なぜなら、襟の存在感によって、カジュアルすぎない絶妙なバランスをキープしているからです。

また、ブラウスに比べてポロシャツは速乾性があるため、洗濯に適していることや手入れが容易な点も大きなメリットです。これは、毎日の洗濯が必要なビジネスマンには重要なポイントといえるでしょう。

さらに、リーズナブルな価格と配色も豊富なため、自分の好みやスタイルによって自由に選べられるところも女性にはうれしいポイントです。このように、レディースポロシャツは多面的なメリットがあることから、ビジネスシーンで広く愛用されています。

ポロシャツとYシャツの違い

ポロシャツとYシャツの主な違いは形状、生地、そして着用場所です。それぞれの違いを詳しく解説します。

形状

ポロシャツは名前が示すとおり、ポロスポーツから派生したデザインです。ポロスポーツは、2000年以上前から栄えている由緒ある球技スポーツで、現在もイギリスやアメリカなど、世界50か国以上で親しまれています。

ポロシャツは襟つきの半袖で2〜3個のボタンが特徴です。一方、Yシャツも襟つきですが長袖が通常で、前面を複数のボタンでとめる前開きのデザインです。

生地

ポロシャツの生地は、吸水性や伸縮性を重視しているため、ニット編みが主に使用されます。そして、Yシャツは平織りの伸縮性の低い生地が使用されます。これは、さまざまな動きのあるビジネスシーンでも形状を崩れにくくする目的があります。

着用場所

ポロシャツの着用場所は、スポーツやレジャー、そしてビジネスまで多岐にわたります。次にYシャツはビジネスシーンや冠婚葬祭など、よりフォーマルな場面での着用が一般的です。以上のように、ポロシャツとYシャツは形状、生地、着用場所といった3つの主要な点で異なります。

これらの違いは、それぞれの衣服が持つ利便性とスタイルから、適切なシーンや目的に合わせた選択が求められます。

レディースポロシャツのメリット

レディースポロシャツは、さまざまなメリットがあります。ここで紹介するメリットを理解すれば、ポロシャツの魅力がさらに深まるでしょう。以下では具体的なメリットを6つ解説します。

シルエットが美しい

レディースポロシャツは、その特徴的なデザインにより美しいシルエットを作り出します。なぜならば、レディースポロシャツは、ウエストを細くしているデザインが多く存在するためです。

また、レディースポロシャツは、ウエストの絞り加工により「きちんと感」をもたらし、洗練された印象に一役買っています。とくに、ビジネスシーンでは「きちんとした印象」がプロフェッショナルをアピールするために必要な要素といえます。

NOアイロン

現代のビジネスパーソンは多忙を極めます。仕事が終わり自宅に帰ったときは、誰もがリラックスできる状態になりたいものです。だからこそ、手入れが簡単な仕事着選びが大切です。その点、レディースポロシャツは理想的な選択肢といえるでしょう。

その理由としては、一般的なYシャツと違ってアイロンがけが必要ないからです。着用前にアイロンがけが不要なのは、忙しいビジネスパーソンにとって大きなメリットです。また、レディースポロシャツの多くは洗濯機で洗える素材が使用されています。

デリケートな素材と違い、手洗いや個別洗濯などが不要な点も魅力のひとつです。レディースポロシャツは、時間と手間を省きたい女性にとって最適な選択肢といえるでしょう。

コーディネートのしやすさ

レディースポロシャツは、豊富なカラーバリエーションからパンツやスカートとの相性もよく、さまざまなスタイルを楽しめます。また、襟がついていることでカジュアルすぎない印象を作り出し、ビジネスシーンでも違和感なく着用が可能です。

また、季節によって色合いを選べば、季節感のあるコーディネートも演出できるでしょう。たとえば、春夏はライトトーンのポロシャツを選べば、爽やかな印象を周囲にアピールできます。

クールビズとして活躍できる

レディースポロシャツは、クールビズとして活躍できる衣服です。その理由は、環境省がクールビズ期間中の軽装服(ポロシャツを含む)を承認したことがきっかけです。環境省の承認により、ポロシャツはクールビズに適した服装としてビジネスシーンに広がっていきました。

ビジネスシーンでも違和感がない

レディースポロシャツは、ビジネスシーンでも違和感なく着用できるアイテムです。白や黒などの定番カラーを選べば、落ち着いた印象を相手に与えられるでしょう。また、ポロシャツの裾をパンツにインすることで、よりビジネスライクな雰囲気が演出できます。

基本的に裾のイン・アウトは、そこまで心配することはないですが、堅い雰囲気やフォーマルな場面であれば裾をインにするスタイルが妥当でしょう。

コスパがよい

レディースポロシャツのメリットは、コストパフォーマンスの高さです。毎日の仕事着として考えた場合、コスパの高さは大きな魅力といえます。ルーティンで仕事着を着回したとき、私服と比べて消耗の早さは一目瞭然です。

そのため、価格のリーズナブルさとコスパのよさから、レディースポロシャツは多くの女性から愛用されています。

レディースポロシャツのデメリット

レディースポロシャツのデメリットは主に2つあります。ひとつ目は、汗や水分を多く含んでしまうと乾きにくい点です。夏場のスポーツや活発的な仕事の場合、このデメリットは避けられない問題です。

たとえば、真夏の暑い日に外回りの仕事に出かけた場合、ポロシャツが汗で湿ってしまい乾きにくくなる恐れがあります。汗を多く含んだポロシャツで外回りから戻ると、冷房の効いた室内によって体が冷えてしまい、体調を崩すかもしれません。

2つ目のデメリットは、毛羽立ちが目立ってしまう点です。毎日仕事着を着用するビジネスマンにとって、洗濯は大きな悩みの種といえます。

ローテーションする機会も多いポロシャツは、洗濯回数も増えるため、摩耗の影響から毛羽立ちが目立ってしまう点はデメリットといえるでしょう。

仕事で使えるレディースポロシャツを選ぶポイント7選

仕事で着用するポロシャツを選ぶときは、重要視するポイントが数多くあるのをご存じでしょうか。そのため、適当に選んでしまうと返品交換や場合によっては買い直しが発生するなど、トラブルに発展するかもしれません。

そのようなトラブルを未然に防ぐためにも、ここではレディースポロシャツを選ぶポイントを7つに絞って紹介します。

1.ビジネスシーンに適したデザイン

一昔前では考えられなかったレディースポロシャツですが、カジュアルでありながらも上品な魅力が認知され、ビジネスシーンで着用する人が増えています。しかし、カジュアル感が強すぎてしまうと、フォーマルな場面で不適切だと印象づける人もいるかもしれません。

そこで、フォーマルな場に適した服装として、レディーススーツと組み合わせたコーディネートが登場しました。ポロシャツがリラックスしたカジュアル感を与え、それをジャケットが適度に引き締めることで、フォーマルな場でも適切な印象がキープできます。

ただし、ポロシャツを個性的な色にすると全体的なバランスが崩れてしまうため、ジャケットとのマッチングも考慮したデザインにしましょう。

2.職場環境に違和感を与えないカラー

ポロシャツを購入する際、仕事環境に適したカラーは重要なポイントです。どの仕事でも適している定番カラーは、黒やグレー、ネイビー、白などがあります。これらのカラーは、どのようなビジネスシーンでも違和感なく着用でき、ほかのアイテムとのコーディネートも相性抜群です。

なお、ビジネスシーンでは派手な色使いは控えた方がよいでしょう。重要な会議やクライアントと接触する機会があれば「ビジネスマナーを理解していない」と判断されるかもしれません。そのため、職場の雰囲気やイメージダウンにつながる色は避けるべきです。

3.体型に合ったサイズ感

ポロシャツを選ぶときは、体型に合ったサイズ感が重要です。とくに、女性は胸囲と身巾のサイズは大切で、これらのバランスがポロシャツ全体の見た目を大きく左右します。タイトなサイズを選ぶと、体のラインが強調されるだけでなく、動きづらさや窮屈さを感じる恐れもあります。

反対に大きすぎるサイズの場合は、ダボついた印象に映ってしまうかもしれません。それゆえ、体型に適したポロシャツ選びは、見た目の印象や自信にもつながるため、重要なポイントといえます。

4.快適性のある素材を選ぶ

ポロシャツは素材選びも重要です。ここでは着心地や機能性が魅力的な素材を4つ紹介します。

コットン100%

コットンは天然素材で肌触りのよさが最大の特徴です。また、吸水性や放湿性も高く、長時間着用しても快適さが続く点も大きな魅力です。高温多湿の夏でもコットン素材のポロシャツであれば、さらっとした着心地を与えながら汗をしっかりと吸収してくれます。

ポリエステル

ポリエステルは合成繊維の一種で耐久性の高さが特徴です。また、形状を保つ特性もあるため、シワになりにくい点もメリットといえるでしょう。そして、速乾性も高く汗をかいてもすぐに乾くため、さらっとした着心地が維持できます。こうした素材の特徴から、スポーツウェアやアウトドアウェアなどでも数多く採用されています。

混紡素材

2種類以上の繊維を組み合わせた素材です。ポロシャツでは、綿とポリエステルの組み合わせが主流です。吸水性、放湿性、通気性などの機能を兼ね備えているため、スポーツやビジネスなど多くの場面で活用されています。

リネン

リネンはフラックス(亜麻)から作られた天然素材です。吸収力や発散性、耐久性など多くの特性があります。さらに汚れが付着しても落ちやすく、メンテナンスも容易です。

5.機能面

仕事で着用するポロシャツは、機能性も重要な判断材料です。重要視すべき機能面は、以下で詳しく解説します。

ストレッチ性

ビジネスシーンでは、多様な動作を要求される場合があります。外回りやプレゼンテーション中の身振り手振りなど、動きの種類は多岐にわたります。反面、ストレッチ性がなく動きにくい服装は、体に負担がかかり疲労を感じやすくなるかもしれません。

そのため、体を動かすことの多いビジネスマンには、ストレッチ性のあるポロシャツは大きな利点といえます。

速乾性

速乾性は、過酷な夏を過ごすビジネスマンに必要不可欠な機能です。汗をかいてもサラッとした感触がキープできるとともに、清潔感も保てます。夏場は汗でポロシャツの着心地が悪くなるため、多くの人が速乾性機能を求めています。

透け防止

女性は着用している衣服から下着が透けるのを極端に嫌がります。こうした「透け問題」の改善策として、透け防止機能のポロシャツが登場しています。また、透け防止機能だけでなくアンダーウェアも肌に近い色を選べば、より透けにくくなるのでおすすめです。

6.価格帯

レディースポロシャツは、安価なものであれば2,000円台から販売されています。Amazonや楽天などのネットショッピングサイトであれば、自分の好みや予算に合った商品が数多く販売されています。また、季節によってセールが開催されていることもあり、定期的にチェックしていればお得に購入できるかもしれません。

7.ブランドで選ぶ

近年、スポーツブランドからレディースポロシャツが数多く販売されています。スポーツブランドはスポーツ用ウェアを開発しているため、そのノウハウがポロシャツにも活かせるからです。また、スポーツブランドでは機能性だけでなく、デザインにも注力しています。カジュアルながらもスタイリッシュなデザインのポロシャツが多く、多くの女性から支持を得ています。

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ユニセックスモデルの人気とその理由

女性が選ぶ仕事着は、レディースポロシャツだけでなく「ユニセックスモデル」も人気があります。ユニセックスモデルとは、男女の区別がないといった意味ですが、ファッション業界では男女どちらも着られる衣服を指します。

同様の意味を持つ言葉としては、モノセックスやノンセックスなどです。このモデルに注目が集まっている理由は、男女それぞれにメリットがあるからです。男性目線でのメリットは、ワイドなシルエットが楽しめる点ではないでしょうか。

カップルでお揃いのものを着たいとき、ユニセックスモデルであれば自然な着こなしができます。一方、女性目線での魅力としてはボディラインが隠せる点です。ユニセックスモデルは基本的にゆとりあるデザインが多いため、体型に自信がない人や自分の体型を隠したい人にとって選びやすいアイテムです。

レディースポロシャツとの違い

レディースポロシャツとユニセックスモデルの違いは、デザインやシルエットの形状です。レディースサイズは、一般的に女性の体型に合わせて設計されています。そのため、ウエスト部分が絞られており、末広がりのシルエットが特徴的です。

これは女性の曲線を強調し、フェミニンな印象を与える効果があります。ユニセックスモデルは、男女どちらも着用可能なデザインで、ウエスト部分は絞りがなく一定の幅でまっすぐ下に落ちるシルエットが特徴です。ボディラインを強調せず、ゆとりある着心地を実現しています。

ジェンダーレスファッションとの違い

ジェンダーレスとは「男性は仕事をして強くあれ」、「女性は家にいて可愛くあれ」といった、昔からの固定概念にとらわれない考え方です。この考え方がファッションにも影響を与え、ジェンダーレスファッションが誕生しました。

ジェンダーレスファッションは、男性らしさや女性らしさといった性別に基づくデザインの枠組みにとらわれず、自由な表現を可能にするスタイルです。たとえば、男性がスカートを履き、女性が男性向けの革ジャケットを着たりするなど自由なファッションを楽しめます。

つまり、ジェンダーレスは性別観念からの自由化を目指し、ユニセックスは男女どちらでも着用できる中性的デザインを採用している点が主な違いです。

ユニセックスのボタンの配置

ユニセックスモデルのYシャツや、ポロシャツのボタン位置は右側に配置されています。これは、男性用衣服に合わせていることと、日本人の大部分が右利きの点から右側へのボタン配置を採用しています。

まとめ

本記事では、ビジネスシーンで活躍するレディースポロシャツを紹介しました。Yシャツとの違いからメリット、デメリットまで解説しています。ポロシャツ選びは、職場環境に適したデザイン、仕事に違和感を与えないカラー、体型に合ったサイズ感、機能面など、多くの要素を考慮しなければなりません。

さらに、記事内では近年話題となっている「ユニセックスモデル」も詳しく説明しました。このモデルは、男女どちらでも着用できるデザインとなっており、その自由な形状が多くの人から好評を得ています。

現在、仕事で着用するレディースポロシャツを探している人は今回の情報を参考に、自分自身に適したポロシャツを選びましょう。