寒い季節には、「防寒着」は必須アイテムです。作業をしていると汗をかきますが、そんなときに大切なのが防寒着の通気性です。しかし、一方では通気性を重要視しすぎると保温性が低くなってしまうなど、防寒着選びに頭を悩ませる場合があります。そこで、今回は作業用の防寒着の特徴や種類、素材について詳しく解説します。作業用の防寒着選びで迷っている方や、自分に合った作業着用の防寒着を探している方はぜひ参考にしてください。
作業用の防寒着の特性を知る
防寒着は、素材や性能によってそれぞれ特性が違います。作業用の防寒着は、基本的には耐熱性の高いものがいいですが、通気性や防水性、撥水性など作業の内容によって防寒着の種類を選ぶ必要があります。
防寒着はそれぞれに特性が異なるため、保温性の高いものや分厚いもの、機動性が高いものなど状況によって選択するべきものが異なります。ただ保温性の高い防寒着のなかには、通気性が悪いものもあり、汗を乾いた際にかえって体が冷えてしまうこともあります。素材についてもポリエステルやナイロン、ウール、コットンなどたくさんあるので、一つひとつの特性について知る必要があります。
作業用の防寒着のタイプ

作業用の防寒着のタイプはいくつかありますが、6つのタイプをご紹介します。作業の内容によって、防寒着のタイプを選ぶ必要があります。どのような場面で着用されるか、特性も踏まえて確認してみましょう。
ブルゾン
ブルゾンは動きやすい防寒着で、丈の高さがそれほど長くないのが特徴です。工場の作業現場でも使用されており、着用される場面は幅広いです。丈の長さが腰の位置までとそれほど長くないため、比較的作業しやすいのが特徴です。
ジャケット
ジャケットは防寒性が高く、比較的丈が長いのが特徴です。ジャケットの丈は腰よりも下の位置まで長いものが多く、寒さをより防げる特徴があります。状況によっては羽織るものすべて「ジャケット」と呼ぶこともあり、区別されていない場合があります。
コート
コートは、お尻よりも下までの丈のものを指します。丈が長いため、風の侵入を防ぐことが可能で防寒性が非常に高いです。しかし、丈の長さから動きづらいというデメリットもあります。防寒着として、外側に着るものすべてをコートと呼ぶ場合もあります。
ジャンパー
ジャンパーは丈が短いのが特徴で、作業向きの防寒着といえるでしょう。機敏に動けるため、体をよく動かす作業にとくに向いている防寒着です。スムーズに体を動かしたい方は、作業着の上にジャンパーを着用しましょう。
ウィンドブレーカー
ウィンドブレーカーは、風を防ぐ防風性が高い防寒着のことを指します。体との密着度が高いため、内部への風の侵入を防ぎ、防寒対策につながります。防風性が高いため外での作業にも向いており、体をよく動かす現場で使用されることが多くなっています。
ダウン
ダウンは耐寒性を重視しており、防寒着野中に羽毛が入っているものを指します。防寒着に羽毛を取り入れることにより、冷たい空気の通過を防ぎ、暖かい空気を溜めこめます。ただし、羽毛が入っている分、動きづらさを感じる人もいるようです。
作業用の防寒着の素材の種類
作業用の防寒着の素材について解説します。防寒着のタイプのなかでも、素材はそれぞれ異なります。素材の種類によって耐寒性や防風性、機動性など性能が変わってきます。素材の特徴を理解することで自分の適した防寒着を選べるため、素材の特性を知ることは重要です。それぞれの素材がどんな特徴があるか確認していきましょう。
ポリエステル
ポリエステルは、汗をかきやすい作業に向いています。速乾性が高いため、すぐに乾く特性をもっています。夏場冬場に問わず、動きやすい服装を求めている方におすすめです。
ナイロン
ナイロンもポリエステル同様に、速乾性が高いことから作業現場で向いている防寒着のひとつです。ナイロンは、軽量であるため機動性も高く、動きやすい防寒着です。ただし、ポリエステルよりも熱に弱いため、火を扱う現場ではあまり使用されません。作業内容に応じて選ぶようにしましょう。
ウール
ウールは、耐熱性や伸縮性が高い防寒着です。ウールは柔らかい素材のため、管理には注意が必要です。タンスにしまっておくと、虫に食べられ穴が空くことがあります。また、湿度にはあまり強くなく、大きな動きを必要とする現場ではあまり向かないでしょう。
コットン
コットンは、汗を吸収できる、通気性の高い防寒着です。肌触りもいいため、愛用されている人も多いです。しかし、吸水性が高い分、乾きにくいといったデメリットがあります。しわができやすいため、管理が難しいので注意が必要です。
作業用の防寒着の選ぶ5つのポイント
作業用の防寒着は、作業内容や耐寒性の高さ、撥水性などさまざまな観点から選ぶ必要があります。防寒着を探している方は、次の5つのポイントを意識して選んでみましょう。
耐寒性の高さ
防寒着を選ぶ基準として大切なのが、耐寒性の高さです。防寒着は機動性に優れている分、耐寒性が低いものもあります。どのくらいの気温まで着用できるか、防寒着の保温力について確認しましょう。ただし、防寒性の高さを意識しすぎるあまり、分厚すぎるものや重すぎるものは作業に支障がでます。防寒着選びのほかのポイントと比較しつつ、ご自身が必要とする機能を備えたアイテムを選ぶことが重要といえます。
作業内容に適しているか
作業の内容に応じて、防寒着を選びましょう。もっとも人気のある防寒着を購入しても、自分の作業内容に合わない場合があります。たとえばナイロン製の防寒着は、火を扱う現場では適していません。体を動かす頻度、撥水性、通気性など、条件にあわせて商品を比較し、検討していく必要があります。
価格
価格があまり安すぎる防寒着は、すぐに傷んでしまうなど耐久性が低い場合があります。逆に価格が高すぎるものは、日頃のお手入れが難しく手間がかかる場合があります。作業内容と防寒着のバランスを考えて、価格を確認してから購入しましょう。たとえば、カシミヤなどの貴重な素材の防寒着は価格が高めに設定されています。
通気性の良さ
体をよく動かす作業を行う場合は、通気性の高さを確認する必要があります。通気性の悪い防寒着で作業をし続けると、汗をかいた際に乾くのが遅くなり、体が冷えてしまいます。したがって、体を動かす作業が多い人は通気性がよく、吸湿性の高いものを選ぶようにしましょう。体をあまり動かさず、汗をあまりかかない作業の人は、通気性よりも防寒性を意識するとよいでしょう。作業内容により適した機能性が異なるため、どのような作業を行うかを事前に確認したうえで防寒着を選びます。
購入のしやすさ
作業用の防寒着の購入のしやすさも重要です。作業用の防寒着は、傷んでしまうことが多いため、すぐに購入できるかが重要になってきます。汚れたり、摩耗したりしてしまった場合に、またすぐに購入できないものだと作業に支障が出る場合もあるでしょう。防寒服が傷むような作業を行う場合で、買い替え頻度が多い人は購入のしやすさも意識してみてください。
作業用の防寒着のサイズの選び方
作業用の防寒着のサイズの選び方について解説します。作業の内容によっては、ピッタリの防寒着が適していたり、少し大きめのものが適していたりとそれぞれ違います。素材やシルエットによっても選ぶべきサイズが変わるため、下記のサイズについて確認してください。
素材によるサイズ
素材によって、防寒着のサイズを変えましょう。伸縮性は、素材によって異なります。化学繊維で作られているナイロンやポリエステルなどは、伸縮性が低い特徴があります。一方、天然素材から作られているコットンやウールは伸縮性が高いのが特徴です。
伸縮性が低いナイロンやポリエステルでは、少し大きめのサイズかジャストサイズのものを購入しましょう。小さいものを購入してしまうと、伸縮性がなく着用した際に窮屈に感じてしまいます。
伸縮性が高いコットンやウールの場合は、少し小さめかジャストサイズのものを購入するのがおすすめです。コットンやウールは伸び縮みするので、小さめのものを購入しても体のサイズにフィットします。
どのような素材で作られているかを事前に確認することは非常に重要です。作業用の防寒着を購入する際は、サイズと併せて素材も確認するようにしましょう。
シルエットによるサイズ
防寒着を購入する際は、シルエットによるサイズも意識して選びましょう。防寒着それぞれにシルエットが異なります。細身ベースで作られているものや、少し大きめのサイズで作られているものなどがあります。近年では、細身ベースのすっきりしたものが多いため、ジャストサイズのものを購入すると、思っていたよりも小さい場合があります。その商品がどのようなシルエットか確認することで、ご自身の体に適したサイズを選べます。
意識する点としては、丈の長さと肩幅のフィット感についてです。丈の長さがちょうどいいものと肩幅がフィットしているものを選べば、すっきりとした印象を持ってもらえます。少し丈の長いものや肩幅よりも少し大きめのものを着用すると、ダボっとした印象を与えます。相手に与えたい印象や着用のフィット感を意識して、シルエットの特性を理解し、防寒着を選んでいくことも重要です。
重ね着によるサイズ
作業用の防寒着を購入する際は、素材とシルエットを意識してサイズを選ぶ必要があります。それに加えて、重ね着の枚数や分厚さによっても、アウターのサイズが変わることを意識しなければいけません。それほど寒くない状況で防寒着を着用するならば、ジャストフィットのものでもいいですが、インナーを複数枚重ね着するならば、少しゆとりある防寒着を購入しましょう。
重ね着をして防寒着を着用すると、窮屈さを感じて、上手く作業を行えない場合があります。素材やシルエットを意識することも大切ですが、どれぐらい重ね着するかも考慮して防寒着を選ぶことが大切です。
作業用の防寒着の重ね着について
作業用の防寒着を着る際には、インナーとして重ね着することがほとんどです。中に着る服によって、防寒着のサイズや性能を意識する必要があります。そこで、作業用の防寒着の中の服について解説します。
アウター
アウターとは、外側に着る防寒着のことを指します。薄めのアウターに大きめのアウターを羽織る人もおり、アウターの分厚さを意識して防寒着を選ぶ必要があります。アウターの中に着るミドルウェアとの相性を考えることで、耐寒性も高まり、寒さをより防ぐことも可能です。
-
-
防寒アウターを探す
防寒着ブルゾン 通販サイト、ユニフォームの通販ならUniform Worldへ。ワークユニフォーム(作業着、作業服)オフィスユニフォーム(事務服、会社制服、オフィスウェア)、クリニックユニフォーム(白 ...
uniformworld.net
ミドルウェア
ミドルウェアとは、アウターの中に着る服のことを指します。アウターでは耐寒性の高いものを選び、ミドルウェアでは空気の熱を保つものがよいとされています。また、撥水性も大切で、汗をすぐに乾かせないと体が冷える原因にもなります。アウターとミドルウェアの相性を考えて、服装を選ぶ必要があります。
ベースレイヤー
ベースレイヤーとは、肌に直接着る服のことを指します。ベースレイヤーは汗を吸収しやすく、速乾性の高いものがよいでしょう。ベースレイヤーの吸水性が低いと、体温が冷える原因となり、アウターがいくら温かくても意味がなくなります。ベースレイヤーとミドルウェア、アウターの性能の組み合わせによっても、寒さをしのげるのが変わります。重ね着の性能とサイズ感を意識して、インナーも選んでいくようにしましょう。
作業用の防寒着の洗い方について
作業用の防寒着の洗い方について解説します。作業用の防寒着は、洗えるものと洗えないものがあります。洗えるかどうかの判断は、取り扱い表示のマークを確認することが必要です。取り扱い表示マークが×マークになっている場合は、基本的に洗えませんのでご注意ください。洗濯できる防寒着であることを踏まえた上で、洗濯方法について確認していきましょう。
作業用の防寒着の洗う方法
作業用の防寒着の選択の仕方は3つあります。防寒着が汚れた場合は、下の3つの方法のどれかで洗濯するようにしましょう。
手洗いする
防寒着を洗う方法として、手洗いする方法があります。手洗いする場合は、部分的に洗いたい場合に行うことが多いです。汚れた部分に洗剤を付けて、スポンジなどでこすって汚れを落としていきましょう。素材によっては、スポンジでこすると傷んでしまうものもあるため注意してください。
全体的に洗いたい場合は、バケツなどに洗剤と水を入れたものを用意し、もみこむように洗うのがおすすめです。色落ちを気にする場合は、洗剤の種類を意識して手洗いする必要があります。
洗濯機で洗う
洗濯機で洗える防寒着もあります。防寒着を洗濯機で洗える場合は、洗濯ネットなどに防寒着を入れて、適量の洗剤を入れて、通常通りに洗濯しましょう。ただし、防寒着が傷む恐れのある場合には、脱水時間を短めにしましょう。脱水時間を長めにすると素材が傷み、しわくちゃになる恐れがあります。
クリーニングにだす
手洗いできるのか、洗濯機で洗えるのかわからない場合は、クリーニング屋さんに持っていきましょう。洗えるかどうかの判断は、クリーニング屋さんがすべて行ってくれます。大切な防寒着の場合は、年に1回は最低でもクリーニングに出すことをおすすめします。
作業用の防寒着の素材別による洗い方
作業用の防寒着の素材によって洗い方が異なります。基本的には、取り扱い表示マークを確認することで、洗濯できるか判断できます。素材別にどのような洗い方があるか確認してみましょう。
ニットの防寒着を洗う場合
防寒着がニットの場合は、洗える場合と洗えない場合があります。まずは取り扱い表示マークを確認してください。カシミヤ素材やウール素材の防寒着は、洗えないことが多く、洗濯する場合は確認が必要です。
もし洗えない素材のもので、汚れてしまった場合は、濡れタオルなどで汚れをとるようにしましょう。洗濯不可の衣類は水につけこめないですが、部分的に汚れを取ることは可能です。部分的に汚れを落としていき、もし汚れが落ちない場合はクリーニングに出すのがよいでしょう。
防水タイプの防寒着を洗う場合
防水タイプの防寒着を洗う場合は、洗濯洗いはあまり推奨しません。防水加工がされているため、上手く汚れを落とせないことが多いです。もし汚れてしまった場合は、部分的に汚れを落とすのをおすすめします。タオルに洗剤と水を付けて、軽く押さえつけるような感じで手洗いをしていきましょう。ゴシゴシこすりすぎると、傷む恐れがあるので丁寧にやさしく洗い落すことを意識してください。
ゴアテックスの防寒着を洗う場合
ゴアテックスの防寒着の場合は、基本的には洗濯できるものが多いです。ただし、素材によっては、洗濯不可にしていることもあるため、表示マークを確認して洗濯するようにしましょう。ゴアテックスは撥水性が高く、乾燥機もかけられるものもあります。洗濯できるものは、手洗いや洗濯機を利用して洗っても問題ないでしょう。
ゴアテックスは、着用後の手入れを意識すれば洗濯の手間が省けます。着用後に濡れタオルで汚れを拭き落としたり、濡れていたらすぐに乾かしたりするように心がけることで、頻繁に洗う必要はなく長いあいだ着用できるでしょう。
おすすめの作業用の防寒着探し方
作業用の防寒着をどこで購入すればいいか迷われる方も多いです。おすすめの購入方法と、ネットで購入することです。ネットで購入するメリットは、商品の種類や素材を確認できる点や、ほかのアイテムと比較できる点です。実際にお店に足を運んでみても、商品の説明が書いていないケースがあります。
上記のように、素材やシルエットなどが防寒着を選ぶ際に非常に重要なことから、ネットで購入するのがおすすめです。もし購入してみて、試着したらサイズが合わないといった場合は、ショップ会によっては商品のサイズ交換を無料でできる場合もあります。または購入前に事前に試着できるかどうかを確認することもひとつの手です。
-
-
防寒着を探す
防寒服・防寒着 通販サイト、ユニフォームの通販ならUniform Worldへ。ワークユニフォーム(作業着、作業服)オフィスユニフォーム(事務服、会社制服、オフィスウェア)、クリニックユニフォーム(白 ...
uniformworld.net
まとめ
作業用の防寒着を選ぶ際は、素材や種類を意識して選ぶことが大切です。また、作業の内容によっても適した防寒着がそれぞれ異なります。よく動く作業をする方は、機動力や吸水性、通気性を重視して選びましょう。あまり汗をかかない作業をする方は、分厚い素材の防寒着がおすすめです。今回ご紹介した内容を参考に、ご自身に適した作業用防寒着を購入いただければ幸いです。